神奈川にはカレーパン自慢のベーカリーがたくさんあります。
それら約20もの店舗が持ち寄って作る、カレーパンのセレクトショップです。
中には、全国大会でグランプリや1位に輝いた名作まで含まれるオールスターで個性派揃い。
「あーっ」と驚くあんなものが入ってたり、「ぎょぎょーっ」とのけぞる驚きの形だったり、「どわーっ」とひっくり返るど直球の王道だったり。
あんなのやこんなのがあって、どれにしようか選んでも選びきれない。
つまり1軒で「マーケット」であり「カレーパン祭り」状態なのです。
神奈川のいろんな地域で、こつこつパンを作っています。
ダテに粉にまみれていません。
毎日変わる発酵状態を見極め、職人技でパンを作ります。
手づくりだから、店舗ごとにパンは個性的。
ひとりひとりは地味だけど、十人十色が集まれば、なんかおもしろいことができるんじゃない?
そんな一言がきっかけで、カレーパンのポップアップショップを立ちあげました。
どうぞきてみてお気に入りのカレーパンを選んでください。
それで、もしおいしかったら、お店にも足を運んでみてください。
私、パンオタクが、長蛇の列を作ってまで「パンフェス」に足を運び、休日ともなればあのパン屋このパン屋と巡る理由。
それは、まだ食べたことのないパンがそこにあるから。
未知のパンに出会ったときのドキドキワクワクこそが、パンオタク道の真骨頂だと思うのです。
ところがこの「カレーパンマーケット」ときたら、1軒で手軽にそんな体験ができる!
カレーパンと一言でいっても、作り手が変われば、味も形も実にさまざま。
このマルシェでいくつか買って食べ比べれば、普通にひとつだけ買って食べるよりも、もっとそれぞれのちがいがわかるはずです。
「へー、カレーパンってこんなに個性があるんだー」って感心して、なんだか楽しくなってきたとしたら、あなたもパンオタク道に一歩足を踏み入れています!
パンのことをより多くの人に伝えたいという思いから結成されたパンの伝道師的集団「パンラボ」を主宰するブレッドギークなライターさん。『日本全国 このパンがすごい! 』(朝日新聞出版)、『食パンをもっとおいしくする99の魔法』(ガイドワークス)、パンについての著書も多数。